ISL2019N4

やること

書くの面倒なので問題の条件使う時はC<a+b なるペアを選んでいるとする
まずa=1 とすることで f(b) <= bf(1) を得る
また、右辺に (a+f(b))(f(b)-a) を足すと a+f(b) | bf(a)+f(b)2 を得る
ある素数p が存在して、p|b,p!|f(b) を仮定するとp|a なるa を取ることで矛盾するため、p|b なら p|f(b)
1 と 素因数分解した際に全ての素数の次数が1 である自然数を良い数と呼ぶ
p|b ならp|f(b) より、任意の良い数x について、x|f(x) である
a,b に良い数を取った時、f(a)=sa , f(b)=tb だったとする
特に、f(b) <= bf(1) よりs,t<=f(1) である
元の条件の右辺に -a(a+f(b)) を足すことで a+tb | (ab*|s-t|) となる
b を固定したとき、gcd(a,tb) = 1 となるような良いa は無限に取れることから、十分大きい無数の良いa に対して a+tb | (|s-t|) < f(1) (∵s,t<=f(1)) であり、s=t が必要であるので、任意の良い数x について f(x) = xf(1) と書ける、この先、k=f(1) と置く
a を任意の自然数として固定し、b を良い数の範囲で動かすことを考える
この時、a+bk | bf(a)-abk となり、gcd(a,b)=1 となる良いb は無限に取れ、十分多くのb についてa+bk | f(a)-ak となり、a を固定したとき右辺は定数なので、f(a)=ak が必要である
十分性は明らかなので、f(n)=kn(k は任意の自然数) が解

考察

初手の右辺の足し引きの工夫には時間を使うべき
解の予想からx|f(n) を示したかったが難しかったので欲張らずにp|n なら p|f(n) を示して、良い数についてはうまくいったので後は都合のいい数が思ったよりとれた

ISL2019N2

やること

a<=b<=c として一般性を失わず、3c^3 > (左辺) = (右辺) > c^3 となる
両辺のmod c^2 を考えると c^2 | (a^3 + b^3) であり、a,b は正なので a^4b^4 / 9 <= c^2 <= a^3 + b^3 と次数8 <= 次数3になって勝ち
ここから変形するとa=1,b<= 9 が言える
1 + b^3 = (b+1)(b^2 -b + 1) と分解するとこのgcd は高々3 だったりで判定が楽なので全探索でOK

考察

3次 = 6次なので右辺を上から抑えたいので雑だけど 3c^3 で抑えてみるといい感じに
両辺mod も典型で、c^2 が法として大き過ぎるのでやりたくなる

ISL2019C6

やること

次を示せば十分

凸包上の隣り合う二点について、それをA[1],A[2] とした順序であって、かつ問題の条件を満たし、その時のグループ分けについてA[1].A[2] の角は同じグループに分類されるようなものが存在する

帰納的に示す
n=2 は1 点が他の3 点の三角形の内部にあるかどうかで場合分けすると、OKなことがわかる
n>2 では、n=2 の形をつなぎ合わせて構成することを考える
A[1],A[2] を削除したときの点集合の凸包と元の凸包の差分に注目するとそこにn=2 の形が必ず作れてn-1 に帰着できる!(凸包なので / 図は載せるのめんどくさい)

考察

とりあえずn=2 の後に他のn も実験したらn=2 の形を使いまわせることに気付いた、これは大事
うまく角の足し算が起こるように考えたらA[1],A[2] が最下部に来るといろいろ嬉しそうなことから凸包に思い至った

ISL2019C5

やること

これ以上操作できないことは全ての連結成分がクリークであることと同値、この状態かつ大きさ3 以上のクリークが存在する時、詰み状態と呼ぶ
まず最初は詰み状態になってないことが次数の偶奇からわかる
ある手を指した時に詰み状態になってしまったとすると、この連結成分が長さ4 のループだった時以外は別の手を指して回避できる(めんどいので省略)
長さ4 のループの連結成分を作らないためには詰み状態だけでなくループのみの連結成分も作らないように立ち回る必要があるが、この場合もループのみの連結成分を作ってしまうような操作を別の操作に置き換えて回避できる
こんな風に操作していけばOK

考察

クリークのみの連結成分なんてそうそうやしないのでうまく回避できると予想

JMO2023本選4

やること

一個目の式が整数よりgcd(φ(n),n)=1 なのでn の素因数分解を考えた時の次数は全て1
n = p[1]*p[2]* ... p[k] と置き、ここからd(n) = 2^k と書ける
n が偶数なとき、gcd(φ(n),n)=1 よりn=2 のみが候補で、実際これは解の一つである
以下、n が奇数だとする
一つ目の式より、mod p[i] でのφ(n) の位数をd[i] をするとd[i] | 2^(k+1) と 一つ目の式より d[i] = 2^(k+1) が言え、フェルマーの小定理より2^(k+1)|(p[i]-1) がわかる
そしてd(n)5 = 2^(5k) であり、LTEの補題より二つ目の式は v2(n-1) + v2(n+1) + v2(φ(n)) -1 < 5k と書ける
2^(k+1)|(p[i]-1) より、v2(φ(n)) >= k(k+1) のため、k<=3 が必要
k=1 の時(p[1]-1)^2 + 1 ≡ 2(mod p[1]) より奇数の解は存在しない
k=2,3 に関してはmod 8、mod 16 を使うとv2(n-1) + v2(n+1) の部分をもっと大きく評価出来て、解が存在しないことがわかる
よって解はn=2 のみ

考察

とりあえず位数からp[i] の条件を考えてみる
一個目の式からの考察で位数が2べきになったところでp[i]-1 の形に注目して二つ目に戻れればOK

ISL2020N2

やること

辺の性質上辺が高々n 本しかないので、自己ループが2 個以上あったらアウト
自己ループが発生する条件はn^2-n+1 ≡ 0(mod p) だが、これにn <- -n+1 としても成り立つ
またp>3 の時、{(p+1)/2}^2 - (p+1)/2 + 1 ≡ (p^2 + 3)/4 となるので自己ループが一つあれば必ず2 つ目も存在することになる
というわけで、全ての自然数nについてのn^2-n+1 の素因数としてありうるp が無限にあれば勝ち
これは背理法で示せて、このp が有限しかないならn=(全てのp の積) とすればn^2-n+1 はどのp とも互いに素なので新たな素数を素因数に持っていて矛盾、仮定は誤りで、勝ち

考察

実験で2 つ目の自己ループが必ずあるところさえ気づけば後は自明

ISL2022G4

やること

A を左右で折り返した点をZ' と置き、上下で折り返した点をA' と置く
WD//AA' , OW=OD より、D=A'Z'\capBC と定まる
AO\capBC をE と置き、F=AO\cap (円ABC) \neq A を置く
BA' = CF より∠EAC=∠BAA' から角度追跡すると∠DXC=∠DZ'C が得られて、CDXZ' が共円
そこからまた角度追跡すると△AXZ ∽ △CEA になってAXZ'Y が共円
というわけでZ=Z' となり、また∠AYX=∠EAC よりOA は円AXY に接しており、またOA=OZ と方べきが等しいので示された

考察

図を信じすぎない
Z=Z' じゃなかったらあまりにも解けないので希望的観測で示しに行くべきだったかな